更年期症状による体調不良等のための休暇
更年期症状による体調不良等のための休暇
更年期症状による体調不良等の際に安心して仕事を休むことができるための休暇です。
更年期障害と診断されていなくとも更年期症状による体調不良である場合や更年期障害の通院・治療の場合に取得できるもの、性別を問わず取得できるもの、他の取得事由の休暇と統合した制度とすることで、気兼ねなく取得できるように工夫したものなど様々なものがあります。
更年期症状と更年期障害
- 更年期症状
- 更年期に現れる多種多様な症状の中で、器質的変化に起因しない症状のこと。
- 顔のほてり・のぼせ(ホットフラッシュ)・発汗などの血管運動神経症状、易疲労感・めまい・動悸・頭痛・肩こり・腰痛・関節痛・足腰の冷えなどの身体症状、不眠・イライラ・不安感・抑うつ気分などの精神症状から構成される。
産婦人科診療ガイドライン 婦人科外来編2023、LOH症候群(加齢男性・性腺機能低下症)診療の手引き
- 更年期障害
- 更年期症状の中で日常生活に支障を来す病態のこと。
- なお、男性更年期障害は、40代半ばから60代半ばの中性男性において、加齢性のアンドロゲン低下を背景として、女性の更年期障害に類似した自律神経失調症状や精神神経症状が出現し、さらにほとんどの場合に男性性機能低下を合併するといった病態のこと。
更年期症状による体調不良等のための休暇の導入状況
更年期症状のための特別休暇の導入状況は、「導入している」が0.9%、「導入予定である」が0.2%、「導入を検討している、またはこれから導入を検討したい」が9.9%となっています。
また、「更年期症状の治療や通院のために休暇を取得できる制度が職場にあってほしいか」(労働者調査)については、「有給の特別休暇を設けてほしい」が31.2%、「無給でよいので特別休暇を設けてほしい」が10.2%と、4割を超える労働者がこの休暇の導入を希望しています。厚生労働省「令和5年度「仕事と生活の調和」の実現及び特別な休暇制度の普及促進に関する意識調査」
更年期症状による体調不良等のための休暇の導入事例
更年期症状による体調不良等のための休暇を導入している企業の事例を検索できます。
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