労働者の休み方等について

労働者の休み方等についてまとめていますので、自社の取組の参考としてご覧ください。

労働者の休み方に関する課題と提案

「働き方・休み方改善ポータルサイト」には、平成26年度から平成28年度の3年間において、働き方・休み方に関する「課題」とその解決策としての「提案」を整理した事例が51件掲載されています(平成30年9月時点)。
これら51件の先行事例を基に、年次有給休暇の取得に関して多くの企業が抱える悩み(課題)とその解決策(提案)について整理しました。

  1. 企業としての方針・目標の明確化に関する悩み
  2. 改革を推進する体制づくりに関する悩み
  3. 改革を支援する制度がないことに関する悩み
  4. 年次有給休暇取得を促進するルールがないことに関する悩み
  5. 年次有給休暇取得の意識に関する悩み
  6. 情報提供に関する悩み
  7. 仕事の進め方に関する悩み
  8. 実態把握に関する悩み

キッズウィークについて

キッズウィークとは

「キッズウィーク」は、地域ごとに学校の夏休みなどの長期休業日を分散化することで、大人と子どもが一緒にまとまった休日を過ごす機会を創出しやすくするための取組で、平成30年度から始まっています。

キッズウィークの推進は、働き方改革と表裏一体の、いわば休み方改革の推進でもあります。 厚生労働省では、労働時間等設定改善法に基づく指針を改正し、働く人が子どもの学校休業日や地域のイベント等に合わせて年次有給休暇を取得できるよう、事業主に配慮を求めています。
働く人が年次有給休暇を取得しやすい職場環境にしましょう。

キッズウィーク

各市区町村等の取組内容

都道府県 市区町村 取組内容
神奈川県
横須賀市

横須賀市では、昨年度(平成30年度)、官民一体となった協議会を設置し、「横須賀版キッズウィーク」を実施しました。実施の目的は「大人が子どもと向き合う時間を意識し、地域社会みんなで子どもの豊かな成長を応援する」です。これに向け、キャッチコピーを「子どもと楽しむ横須賀の休日」として、各市立学校で新たな休日の設定はせずに、各市立学校の行事等における代休日が比較的集中し、市内でもイベントの集中する10月20日~11月4日に、「横須賀版キッズウィーク」の期間を設定しました。この期間において、市内で実施されるイベント等を取りまとめ、広報等を通じて周知をし、意識啓発を図りました。約50のイベント等の主催者のご理解とご協力を得ることができました。実施期間を比較的長く設けることで、働いている保護者の方が計画的に有給休暇等を取りやすくなるようにすることをねらいましたが、実施後のアンケート調査では、周知が不十分であり、実際には保護者はあまり休めていませんでした。初年度ということもあり、十分な周知ができなかったことが課題です。

今年度(令和元年度)は、昨年度の実施結果を踏まえて改善・充実を図り、継続して取組を進めてまいります。

岐阜県
羽島郡岐南町・笠松町

羽島郡岐南町・笠松町では、これまでの2学期制において前後期の間に設けてきた5日間の秋季休業日に2日間を加え、昨年度(平成30年度)は土日祝日を挟んで9連休となるキッズウィーク「10月6日(土)~10月14日(日)」を実施しました。大人と子どもがふれあうことで、親子の絆を深めたり子どもと地域とのつながりを深めたりしていく機会になることを願い、町の行事や体験活動への参加を促しました。

キッズウィークの始まりには町民運動会、終わりには木曽川に沿った遊歩道を歩く羽島郡健康ウォークを計画し、親と子、地域の方がふれあい、絆を深める機会としました。

また、保護者が会社等を休めない子どもに対応するため、放課後児童クラブの朝からの開設や公民館などで子ども教室等の開催をお願いしました。 その結果、20を超える講座や教室が開催され、親子で楽しむことができました。

さらに、この間に計画的に休暇をとり、長めの旅行を楽しまれたご家族もありました。

今年度(令和元年度)は、前後に土日祝日を挟んで10連休となるキッズウィーク「10月5日(土)~10月14日(祝)」を実施します。地域の皆様のご理解とご協力をもとに、大人と子どもがゆったりと休日を過ごすことにより、趣味に打ち込んだり、一緒に地域行事に参加したりすることで、絆を深め、豊かな心や人間性を育んでもらうことを願っています。

香川県
丸亀市

丸亀市では、昨年度(平成30年度)は、小・中学校、幼稚園及び認定こども園が行う学校・園等の行事の振替休業日を他の時期の土曜日・日曜日、国民の祝日と組み合わせて、3連休から5連休の新たな学校休業日としました。このキッズウィーク推進に当たり、行政(国の関係機関を含む)、教育委員会、商工会議所、地域コミュニティ、PTAなどから組織する推進協議会を立ち上げ、周知啓発用のポスター、チラシを配布して年次有給休暇の取得を呼びかけました。

子ども向けイベントとして、平日に操業している造船所見学を開催し、郷土の究極のモノづくりを学ぶ機会として大変好評でした。また、保護者が休めない子どもたちの参加も呼びかけ、協議会、行政、会社一丸となって安全管理に努めました。保護者に対するアンケート調査結果によると、キッズウィークの認知度は全体の約58%、事業評価は肯定的な保護者の意見がわずかに上回るなど、初年度としては及第点といえるのではないかと考えています。

今年度(令和元年度)に向けては、アンケート調査による保護者の意見や要望に基づき検討を重ねた結果、昨年度と同様に「学校行事の振替休業日を活用して連休を創り出す方式」となりました。設定時期はほぼ9月から11月にかけて3連休から4連休で実施する予定です。なお、来年度(令和2年度)からは「冬休みの最後の1日を短縮して、前年10月の第3月曜日を「(仮称)親子で楽しむ丸亀の休日」として、新たな連休を創り出すよう決定し、親子の絆や地域との交流を深めて行くよう計画しています。

佐賀県
武雄市

武雄市では、昨年度(平成30年度)は、市立小中学校の夏休みの1日を10月5日(金)に移して学校休業日とし、その後の3連休と合わせた4日間(10月5日から8日まで)を「たけおキッズウィーク」としました。市内の企業には、商工会議所等を通じて、有給休暇の取得促進を呼びかけたほか、保護者や地域の方にも学校や区長会を通じて、取組の周知を行いました。

キッズウィーク期間中は、「家族DE職場体験バスツアー」や「こども図書館1周年記念イベント」など、様々なイベントを行い、市内の観光施設や店舗では、割引特典も実施されました。

また、保護者が会社を休めない子どもに対応するため、放課後児童クラブの朝からの開所や、公民館でのキッズルームの開催などを行いました。

その結果、家族が一緒に休むことによって、武雄市の子育て環境を広く活用してもらう良い機会となり、家族の絆を深めるきっかけづくりができたと考えています。また、様々な観光施設や店舗を利用いただいたことで、地域の魅力を知るきっかけにもなったと考えています。

今年度(令和元年度)は、10月11日(金)を学校休業日とし、その後の3連休と合わせた4日間(10月11日から14日まで)を「たけおキッズウィーク」として実施することとしており、市内の企業に対し、有給休暇を取得していただくよう呼びかけの強化を行い、また、市外の企業に対しても、関係機関と連携の上、取組の周知・啓発を図っていきたいと考えています。

熊本県
人吉市

人吉市では、子どもへの教育効果、事業所における有給休暇取得率の向上、地域経済への波及効果などを総合的に勘案し、本市まちづくりの基本理念である「市民みんなが健康で笑顔で暮らせるまち」の実現にも有効であると考えられるため、平成24年度から「おくんち祭り」が開催される10月9日を「家族の時間の日」として、市内の全小・中学校を学校休業日とし、体育の日と組合わせた連休を創設しています。

子どもの学校休業日と大人の有給休暇取得での休みをマッチングすることによって、家族が一緒に過ごす「家族の時間」を創出するために、市内の事業所を訪問し、家族の時間の日に合わせた有給休暇の取得促進を呼びかけています。

平成30年度で7年目を迎え、取組については、事業所、市民にも定着してきたと感じています。