社員向け自己診断について
自身の働き方・休み方を確認し、また、職場の改善について考えるようにしましょう。
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活用のステップ
目的の確認
社員向け指標は、企業が働き方改革を進める時に、管理職や一般社員の働き方の実態など、現場の課題を把握して今後の施策・取組を検討する際に活用いただくことを想定しています。
企業向け指標と異なる点は、自社の社員にチェックリスト項目に回答してもらうところにあります。企業向けは主に人事労務担当者が自社の状況に基づいて回答します。その過程で、社員にも「働き方・休み方改革についてこんな取り組み方があるが、自社ではやっていない。これならうちでもやれそうだ。」と気付いてもらうという目的もあります。
チェックリストへ回答
チェックリストは「社員の働き方(社員向け)」と「職場のマネジメント(管理職向け)」の2種類があります。自社の目的に応じて活用してください。なお、「社員の働き方(社員向け)」は管理職も含めて回答してもらってもよいでしょう。
自社の社員向けアンケート(社員向け自己診断)を実施する際には、設問の内容によっては匿名性を担保した方が率直な回答が得られることもあることから、必要に応じて、誰がどのような回答をしているかがわからないような形で自社の社員向けアンケート(社員向け自己診断)を行うことも検討してください。
回答の集計・分析
ステップ2で実施したチェックリストの回答を、人事労務担当部門で集計しましょう。全社で集計を行うほか、事業場・部門ごとの状況や、性年代別・子の有無などの社員の属性別にクロス集計分析を行い、課題を把握することも有効です。
施策検討・実施
ステップ3の集計・分析結果をふまえ、今後の施策を検討しましょう。全社で実施する施策のほか、事業場・部門ごとの状況や課題に違いがみられる場合は、それらの課題に対応した施策についても検討しましょう。
また、社員にはアンケート調査結果及び今後の施策がまとまったら、結果を還元することが重要です。自社の状況や課題を含めて共有することで、取組の必要性に対する理解が深まり、施策推進の後押しになると考えられます。
具体的な指標(チェックリスト)
社員の働き方(社員向け)
方針・目標
- ワーク・ライフ・バランスの推進に関する経営方針や数値目標を知っていますか。
長時間労働の抑制
- 時間外労働の上限や、労働時間に関する社内ルールを知っていますか。
- あなた自身の労働時間を確認していますか。
年次有給休暇の取得促進
- 年次有給休暇について、事由を問わず取得できることや、年に10日以上付与される労働者に対して5日取得させる義務が会社にあることを知っていますか。
- あなた自身の年次有給休暇の付与日数・取得日数を確認していますか。
メリハリある働き方・休み方の実現
- 所定の労働時間で成果を出すことを意識して仕事の段取りをしていますか。
- 会議では事前に議題や資料を共有するなど、会議の効率化を図っていますか。
- 効率の悪い業務や必要のない業務を見直していますか。
- あなた以外の人が見ても業務内容が分かるようなファイル・資料の管理を心がけていますか。
- 所定労働時間外の会議やメールの送付は控えていますか。
- スケジューラーなどで、他の社員と予定を共有していますか。
柔軟な働き方
- 柔軟な働き方について自社の制度を知っていますか。
- 柔軟な働き方の制度がある場合、必要に応じて柔軟な働き方を活用していますか。
職場の状況
- 職場は、自分の仕事が終わったら帰りやすい雰囲気ですか。
- 上司はメリハリのある働き方をしていますか。
- 職場は、年次有給休暇が取りやすい雰囲気ですか。
- 連続休暇を取得したい場合、上司や同僚と調整することができますか。
- 職場は、誰かが休んでも相互にフォローできる体制や状況になっていますか。
- 様々な事情で働く時間や場所に制約が生じた場合、現在の職場で、働き続けながら能力を発揮することができると思いますか。
WLB満足度
- 自身のワーク・ライフ・バランスに満足していますか。
職場のマネジメント(管理職向け)
方針・目標の明確化
- ワーク・ライフ・バランスの推進に関する経営方針やトップメッセージを、職場の部下に周知していますか。
長時間労働の抑制・年次有給休暇の取得促進
- 職場マネジメントの観点から、あなた自身が率先して、定時退社や休暇取得を行っていますか。
- 部下の労働時間や年次有給休暇の取得状況を把握していますか。
- 部下に対して、長時間労働の抑制や年次有給休暇の取得を働きかけていますか。
- 休暇カレンダーの作成など、計画的な休暇取得を推進していますか。
- 残業や休日出勤が多い社員について、改善策を講じていますか。
- 年次有給休暇の取得率が低い社員について、取得しにくい理由がないか確認していますか。
- 部下の残業削減や休暇取得のために、あなた自身の仕事の負担が増えていませんか。
メリハリある働き方・休み方の実現
- 定型業務について、マニュアル化・標準化を行っていますか。
- 所定労働時間外に会議やメールをしないよう部下に働きかけていますか。
- 職場メンバー間で、業務分担の適正化を図っていますか。
- 長時間労働や残業する部下を評価していませんか。
柔軟な働き方
- 部下のニーズに応じて柔軟な働き方の活用を推奨していますか。
時間制約のある社員の活躍
- 短時間勤務制度利用者の業務について、過度な配慮とならないよう、個々人の状況に応じて担える役割や働き方を一緒に検討していますか。
WLB満足度
- 自身のワーク・ライフ・バランスに満足していますか。