エースカーゴ株式会社
事例カテゴリ
- 所定外労働削減
- 年休取得促進
- 多様な正社員
- 朝型の働き方
- テレワーク
- 勤務間インターバル
- 選択的週休3日制
- ワークエンゲージメント
企業情報
企業名 |
エースカーゴ株式会社
|
---|---|
URL | |
所在地 |
滋賀県野洲市
|
社員数 |
70名
|
業種 |
運送業
|
取組事例
取組の目的 |
働く環境が整い、働く人たちが元気で明るい状態になることが、お客様に提供するサービスを向上させる最高の手段だと考えます。
|
---|---|
取組の概要 |
〈現在の取組〉
○トップメッセージ 会社は誰かの役に立っています。広くみれば、経済や地域社会のためになっていますが、もっとも近くにみたときに、その会社で働く人とその家族のためになっていなければ、その会社はうまくいきません。 これが、私たちの最も大切にしている考え方です。 ○業務効率化 ①IT化による業務効率化 これまで手作業で行っていた伝票管理・配車管理・入出金管理などを、独自に開発したITシステムで一元管理できるようにした。 これにより、荷物の積み忘れなどの無駄の削減や業務効率化につながったことで受注できる仕事のキャパシティも増大した。 ②共同配送サービスの導入 従来は取引先ごとにトラックを配備していたが、その場合には取引先から配送依頼がないトラックを遊ばせておくことになっていた。 また、逆に1つの取引先から複数方面への配送依頼があれば、長時間労働の原因になることもあった。 そこで、取引先に専属のトラックを配備するのではなく、地域ごとに必要なトラックの数を配備することで、複数の取引先であっても近隣であれば同じトラックで配送するなど、効率的な配送を行うことができるようになった。 ○特定の労働者へ業務が偏らない工夫 週に2回程度、営業所長が各労働者の労働時間の累計を把握し、労働時間が多くなってきている労働者が見受けられる場合には業務量を調整するなど、特定の労働者に業務が偏らないよう業務配分を行っている。 ○取引価格の適正化と長時間労働の抑制・安全確保 ①ドライバーの過重労働防止や安全確保を目的として、全車に車内カメラ、デジタルタコメーター、ドライブレコーダー(前後)を設置するとともに、すべての配送を2名体制で行うこととした。 ②取引先との契約内容の適正化 取引先と継続して良好な関係を保つため、当社が提供できるサービスとサービスの維持に必要な価格の適正化、安全かつ確実な配送のための長時間労働の抑制に必要な措置について取引先へ説明に回り、良質なサービスを継続して提供するにあたって適した契約内容となるよう協力を仰いだ。 取引先にもご理解いただき、安全かつ安心できる配送サービスを継続して提供できる環境を整えた。 ○事業の全国展開と業務効率化の影響による賞与支給額の向上 滋賀県で取り組んできた事業を全国に展開し、売上利益が増大したことで、賞与支給額を前年比で0.5ヵ月分向上させることができた。 |
現状とこれまでの取組の効果 |
○年次有給休暇の取得状況
平成29年 労働者1人あたり 3日/年 →令和2年 労働者1人あたり 6日/年 →令和3年 労働者1人あたり 7日/年 ○時間外労働の状況 平成29年 月平均時間外労働 全体50時間、ドライバー 52時間 →令和2年 月平均時間外労働 全体20時間、ドライバー 26時間 →令和3年 月平均時間外労働 全体16.5時間、ドライバー20時間 ○年間休日の取得状況 平成29年 90日 →令和3年 105日 ○中小企業庁 「2017年 はばたく中小企業・小規模事業者」選出 |
(R4.6)