社会保険労務士法人全国障害年金パートナーズ
事例カテゴリ
- 所定外労働削減
- 年休取得促進
- 多様な正社員
- 朝型の働き方
- テレワーク
- 勤務間インターバル
- 選択的週休3日制
- ワークエンゲージメント
企業情報
| 企業名 |
社会保険労務士法人全国障害年金パートナーズ
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|---|---|
| 所在地 |
東京都
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| 社員数 |
5名
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| 業種 |
学術研究,専門・技術サービス業
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取組事例
| 取組の目的 |
当社は、精神疾患を抱えた方の障害年金受給サポートを専門とする社会保険労務士事務所である。業務の特性上、利用者に寄り添った丁寧な対応が求められ、社員の心理的負担が大きくなりやすい。
また、創業(2014年)から2023年6月までは、全社員が顧客対応とIT業務(Web広告管理、記事作成、ホームページ更新等)を兼務しており、業務負荷の増大や専門性の分散が課題となっていた。 さらに、通勤による時間的・身体的負担も生産性低下の要因と捉え、これらの課題解決を図る必要があった。 このため、業務の効率化と分業化を進めるとともに、社員が安心して働き、休める環境を整備することを目的として取組を実施した。 |
|---|---|
| 取組の概要 |
●多様な働き方の推進(テレワーク)
フルタイムのテレワークを導入し、通勤時間の削減による負担軽減と時間の有効活用を図っている。 ●業務分担の見直しによる業務効率化 2023年7月にIT業務専任の社員を採用し、従来社会保険労務士が兼務していたWeb関連業務を集約した。これにより、社会保険労務士が顧客対応に専念できる体制を構築した。 ●業務のデジタル化の推進 紙書類の電子化を進め、書類作成から提出までの業務プロセスの効率化を図った。また、日本年金機構の電子申請開始に伴い電子申請を導入し、書類提出業務の省力化を実現した(※その後、先方都合により一時停止)。 ●ICT環境の整備 業務効率向上およびストレス軽減の観点から、社員に貸与するPC・スマートフォンは高性能な機器を整備している。 ●年次有給休暇の取得促進 年次有給休暇は当日の取得も可能とし、柔軟に取得できる環境を整備している。また、家族の誕生日に休暇を取得できる制度を設けている。 ●職場風土の改善 代表自らが積極的に休暇を取得し、その内容を共有することで、社員が休暇を取得しやすい職場風土の醸成を図っている。 ●業務効率化による時間外労働の縮減 AI等のツール活用を推進し、業務の効率化を図っている。効率化により創出された時間については、休息や家庭生活に充てることを推奨している。 |
| 現状とこれまでの取組の効果 |
これらの取組により、社会保険労務士が専門業務に専念できる体制が整い、業務効率の向上が図られた。特に、業務のデジタル化により書類作成から提出までの処理時間は約40%短縮され、1日あたりの平均処理件数は従来の2~3件から約5件へ増加している。
また、フルテレワークの導入により、社員1人あたり片道平均約70分(往復約140分)の通勤時間が削減されている。これにより、月あたり約51時間、年間で約616時間の時間創出につながっている。 さらに、業務分業の実施により、社会保険労務士が担っていたIT業務時間は約90%削減された。その結果、顧客対応に充てる時間が増加し、1日あたりの対応件数は最大2件から最大3件へと増加したほか、1件あたりのヒアリング時間も最大70分から90分へと拡大するなど、サービスの質の向上にもつながっている。 休暇取得についても、有給休暇は原則として取得制限を設けておらず、社員が必要に応じて柔軟に取得できる環境を整備している。 社員からは、「家族の急な体調不良等により業務を離れる場合でも、周囲の理解と協力が得られるため、安心して仕事と家庭を両立できる」との声がある。 今後は、AI等の技術の進展も踏まえ、さらなる業務効率化を進めることで、働きやすい職場環境の向上を図っていく。 |
(R8.3)