マネジメントに問題あり

体制・組織・仕組み(推進体制、規定等)、管理職の部下マネジメントといった課題があります。自社の課題に近い課題がないかチェックしてみましょう。

体制・組織・仕組み

  • 責任をもって働き方改革を推進する人・組織がない

    • 具体的課題1

      長時間労働の抑制や年次有給休暇の取得促進を推進する社内体制が明確でなく、各部署での取組が共有されていない。

    • 具体的課題2

      労働組合がなく、現場の意見を吸い上げる体制がない。

  • 社内のマネジメントの事例が分析、共有されていない

    • 具体的課題1

      組織的に顧客を管理している等、業務運営を工夫している部署・事業所の業績が良い傾向にあることが社内で情報共有されていない。

    • 具体的課題2

      店舗ごとの売り上げは把握できているが、営業成績の優れた店舗について、成功要因や働き方・休み方の状況等について把握できていない。

  • ノー残業デーを設けているが、機能していない

    • 具体的課題1

      ノー残業デーを設けているが、運用を現場に任せているため、機能していない部署・事業所もある。

  • 働き方・休み方の見直しに即した規定(人件費・36協定等)になっていない

    • 具体的課題1

      年次有給休暇の取得を想定した単価設定になっていない。

    • 具体的課題2

      労使で協定している法定外労働時間の上限時間の数値が高い。

管理職の部下マネジメント

  • マネジメントが標準化されていない(属人的な組織運営)

    • 具体的課題1

      組織運営のあり方の標準化がなされていないため、十分なマネジメントがされず、上長の考え方やワークスタイルなどにより、部下の働き方や休み方が左右される。

    • 具体的課題2

      中途採用の社員が多く、各職場を統括する管理職のマネジメントに対する意識が統一されておらず、マネジメントの状況が部署によって異なる。

    • 具体的課題3

      管理職の研修は座学のみで、実際に管理職の仕事を現場で見る機会がない。

    • 具体的課題4

      若手・中堅社員の育成過程において、必要以上に労働時間が長くなりがちである。