意識に問題あり
トップの意識、管理職の意識、組織・職場の風土、一般社員の意識といった課題があります。自社の課題に近い課題がないかチェックしてみましょう。
トップの意識
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トップの長時間労働の削減や休暇の取得に関する意識が低い
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具体的課題1
長時間労働の削減や休暇の取得促進について、企業としての方針が明確に示されていないため、働き方・休み方改善のための取組が進めづらい。
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具体的課題2
トップがワーク・ライフ・バランスに向けたメッセージを発信しているが、役員の意識が変わらず、社内にも浸透していない。
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具体的課題3
本部、部署等によって事業が異なり、労働時間や年次有給休暇の取得日数などの数値目標が設定しづらい。
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管理職の意識
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管理職の、自身及び部下に対する長時間労働の削減や休暇の取得に関する意識が低い
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具体的課題1
部下の働き方・休み方に関するマネジメントに対する管理職の意識、モチベーションが低く、働き方・休み方の改善が各職場に浸透しない。
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具体的課題2
管理職層の年次有給休暇の取得率が総じて低く、女性管理職比率が上がらない。
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組織・職場の風土
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顧客・先輩等と一緒に仕事をしているため、先に帰りにくい、休みを取りにくい
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具体的課題1
管理職が長時間労働の傾向がある場合、部下も長時間労働となる傾向にある。
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具体的課題2
所定外労働の実施が社員各人の判断に任されており、その結果「付き合い残業」が常態化している。
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具体的課題3
取引先に派遣されている社員は、取引先の社員が休みをあまり取得していない中で、休みを取りたいと言いづらい。
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具体的課題4
半期に一回、年次有給休暇の取得促進をポスター掲示により周知しているが、年次有給休暇取得促進の実効性は乏しい。
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長時間労働が評価される組織風土がある(あるいはあると感じている)
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具体的課題1
「成果を出すためには長時間労働も仕方がない」、「長時間労働が評価されるはずである」と考えている社員がおり、その結果として、長時間労働が発生している可能性がある。
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具体的課題2
長時間働くことを評価する意識が残っている部署・個人が存在し、効率よく仕事を行うことを嫌う社員が一部存在する。
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具体的課題3
フレックスタイム制を導入しているが、一部で夜遅くまで勤務する社員も見られ、その結果長時間労働となっている。
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働き方改革に取り組んできたが、社員の考え方が変わるまでに至っていない
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具体的課題1
これまで、社内で度々働き方改革を行い、様々な施策を打ってきたが、一過性の結果にしかならず、「働き方」「休み方」の基本的な考え方を変えるまでには至っていない(特に管理職層の年次有給休暇取得率は低調)。
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具体的課題2
ワーク・ライフ・バランスについて、トップメッセージをウェブ社内報で掲載しているものの、働き方改善への意識の変化が感じられない。
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一般社員の意識
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休んでもやることがない、早く帰ってもやることがない
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具体的課題1
仕事にやりがいを感じており、また退社して特段やりたいことがあるわけでもないため、長時間労働や休暇を取得しないことに対して問題意識を持っていない。
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具体的課題2
ワーク・ライフ・バランスに対する意識が低く、自分の働き方を改善しようというモチベーションがなかなか働かない。
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長時間労働をいとわない
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具体的課題1
仕事にやりがいを感じており、また退社して特段やりたいことがあるわけでもないため、長時間労働や休暇を取得しないことに対して問題意識を持っていない。
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具体的課題2
ワーク・ライフ・バランスに対する意識が低く、自分の働き方を改善しようというモチベーションがなかなか働かない。
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年次有給休暇前・休暇明けに仕事の負荷が重くなることを嫌がる
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具体的課題1
休暇前・休暇明けに仕事の負荷が重くなることを嫌がり、年次有給休暇取得が進まない。
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仕事が趣味になってしまっている
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具体的課題1
社員の意識が休暇取得よりも仕事に向いており、年次有給休暇を取得する意識が低い。
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具体的課題2
年次有給休暇の取得率の低い社員に対して、積極的な取得促進や情報提供が行われていない。
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