愛知環状鉄道株式会社
事例カテゴリ
- 所定外労働削減
- 年休取得促進
- 多様な正社員
- 朝型の働き方
- テレワーク
- 勤務間インターバル
- 選択的週休3日制
- ワークエンゲージメント
企業情報

企業名 |
愛知環状鉄道株式会社
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所在地 |
愛知県豊田市
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社員数 |
298名
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業種 |
鉄道業
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取組事例
取組の目的 |
当社の最大の使命は、お客様に安全で安定した輸送を提供することです。
永続的にこの使命を果たしていくためには、社員の皆さんが安心して働くことができる環境を整えていき、一人ひとりが業務に精励してもらうことが大切です。 休日設定の柔軟化や休暇取得の促進、仕事と育児・介護の両立支援などの働き方・休み方改革を通じ、ワーク・ライフ・バランスの充実と生産性向上による人的資本の強化を目指しました。 |
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取組の概要 |
○働き方改革を進めるための体制づくり
・次世代育成支援対策推進法に基づく一般事業主行動計画で、ノー残業デーの実施や年次有給休暇取得率平均95%以上を維持することを定め、取り組むべき内容を明確化している。 ・育児休業や介護休業等の制度利用に関するハラスメント防止教育を行っており、制度利用者へのハラスメントは、労働者の権利を侵害するのみならず、ハラスメントを受けた社員の離職により職場環境を悪化されるものであると認識を示している。 ・社員の声を把握し、会社運営に活かしていくため、常勤役員と従業員代表が意見交換を行う場を設け、コミュニケーションを確保し風通しの良い組織の構築に取り組んでいる。 ○所定外労働時間削減等に向けての取組 ・毎週水曜日をノー残業デーとし、前日に総務部からメール配信し、終業時刻で退社できるよう促している。 ・本社部門では、本人の希望により、始業時刻の時差出勤を導入しており、多客時の混雑の緩和、業務の分散化及び多様な働き方ができるよう取り組んでいる。 ○業務の効率化について ・社内システムの整備のほか、提案制度や各職場での業務研究により業務の効率化や省力化を推進している。一年間の業務研究成果について発表会を開催し、社内展開している。 ○年次有給休暇取得促進の取組 ・入社時に20日付与。法令を上回る措置を講じることで社員が安心して働ける環境を整えた。 ・乗務員など一部の職種を除き、時間単位でも取得可能。 ・平均取得日数は19.6日で取得率は98%(2023年度) ○特別休暇制度について(年次有給休暇以外) ・時効消滅する年次有給休暇は1年に2日、最大10日間積立が可能。(取得理由は病気療養、介護としている) ・慶弔休暇の他に小学校就学前の子の病気・けがの看護や予防接種・健康診断を受けさせるときに休暇を付与。(うち5日間は有給) ・令和6年度に新設の特別休暇 永年勤続休暇・・15年、30年、40年の節目に永年勤続表彰をしており、表彰の翌年度に1日取得できる。 家族休暇・・・・本人又は家族の誕生月に1日取得できる。 ○仕事と育児・介護等との両立支援 ・育児休業取得状況 育児休業取得人数 2023年度 男性4名(取得率57%) 2024年度 男性4名(取得率80%) 育児休業平均取得日数 57日 ・介護休業取得状況 介護休業取得人数 2020年度 1名 ○社員教育について ・安全・安定輸送を支える強い使命感と高い規律・規範意識を持ち、組織の一員として業務を遂行するための見識と能力に優れた人材を育成するため、各種研修の実施や目標管理制度の導入により社員一人ひとりのキャリアアップを図っている。業務に必要な各種の資格や免許の取得に対して補助を行う制度を設け、資格、免許取得を奨励している。 |
現状とこれまでの取組の効果 |
○1か月平均の所定時間外労働は、2021度は12時間、2022年度は11時間、2023年度は16時間と輸送人員の回復等に伴う業務量増の中にあっても低水準を維持している。
○年次有給休暇の1人あたりの取得率(1年間は、2021年度は98%、2022年度は98%、2023年度は98%と、95%以上を確実に維持している。 |
(R7.3)