株式会社サカタ通工
事例カテゴリ
- 所定外労働削減
- 年休取得促進
- 多様な正社員
- 朝型の働き方
- テレワーク
- 勤務間インターバル
- 選択的週休3日制
- ワークエンゲージメント
企業情報
企業名 |
株式会社サカタ通工
|
---|---|
所在地 |
長崎県長崎市東町2707-1
|
社員数 |
20名
|
業種 |
電気通信工事業
|
取組事例
取組の目的 |
「会社の永久的成長」と「社員とその家族のしあわせ実現」を達成し、社会に貢献できるように、仕事のやり方を抜本的に見直し、業務効率化と時間外労働の縮減を図るとともに、仕事と育児・介護を両立しやすい職場環境の形成を図ることを目的とする。
|
---|---|
取組の概要 |
<現在の取組>
○トップメッセージ 機械やロボットではできない技術を維持継続し、経営理念でもある「繋ぐ」を常に目標として、社会へ貢献できるよう、社員一人一人が意識を高めあっていける会社でありたいと願っています。 ○時間外労働の縮減 残業ありきという体質を抜本的に改善することを基本方針に現状を数値化。労働者個々の時間は個別確認してはいたが、事業所全体で前月対比や前年対比など増減状況を認識する意識が低かった。そのため事業所における1か月の時間外労働を集計。月ごとの推移を見える化をするとともに、労働者ごとに発生している時間外労働をグラフ表記化して、社内掲示を行っている。情報開示することにより実態の確認、縮減意識の定着の芽生えと所定労働時間内で業務完了を目指す目標を組み立てることに繋がっている。 ○年次有給休暇の取得促進 取組の目的にも掲げた「社員とその家族のしあわせ実現」を具現化するために働く・休むというメリハリ意識を定着させ、休暇取得の弊害を取り除く施策のひとつとして時間単位の年次有給休暇を導入し、計画的付与を実施している。 加えて時間外労働時間のグラフ化同様に、年次有給休暇取得状況も労働者ごとにそれぞれの付与日数とともに取得状況をグラフ表記化して社内掲示している。 <今後の課題・取組> ●時間外労働の縮減 労働者ごとに発生している時間外労働をグラフ化した上で社内に掲示することにより、その発生原因や作業内容の見直しを行い、発生時間の短縮を目指す。また縮減に向けた施策として、その大半を占める現場外労働、現場出発前の準備作業や帰社後の片付けなど、時間外労働の内容を項目ごとに拾い出し、不必要作業やまとめて行える作業の洗い出しを掌握する棚卸を実施。 労働者単体ではなく作業チームなど組織として時間外労働縮減に取組んでいく。 ●年次有給休暇の取得促進 心身の健康、また業務へのモチベーション、パフォーマンスの向上のため取得しやすい風通しの良い職場環境を目指す。そのために取得希望日を各人が社内カレンダーに記載することで、業務に支障がでない人員配置を適切に行える仕組みを作っていく。 役員に対し取得状況の周知を行い、役員からも特に取得の少ない労働者に積極的に年次有給休暇を取得するよう声掛けを行っていく。各人の年次有給休暇取得状況に合わせて作業工程の割振り、代替作業員の配置を行うことで、「休むと仕事が溜まり他の作業員に負担がかかる」というネガティブな印象が払拭され、休みやすい社内風土の確立を目指していく。 |
現状とこれまでの取組の効果 |
●時間外労働の縮減にむけて
令和5年度と直近の比較 労働者平均 24.2時間/月間 → 18.6時間 / 月間:23.1%減少 作業内容の棚卸 作業内容を内容別・項目別・日ごと/週間/月間に分類し分掌把握する 作業班長の指示の細分化により、各人の作業時間を平均化する ●年次有給休暇の取得促進 令和4年度と直近の比較 取得率56.6% → 51.9% / 4.7%減少 目標値:取得率60.0% 取得率の向上と取得者と非取得者との偏向を是正していく。 連続休暇取得を積極的に促進していく。 |
(R6.7)