株式会社クリエイトスリー

「働き方改革」とは、働く人々が個々の事情に応じた多様で柔軟な働き方を、自分で「選択」できるようにするための改革、とされている。
これからの未来に直面する「人口減少」「働くスタイルの多様化」などの課題・変化に企業として対応していくことが大切であると考えた。

〈現在の取組〉
○トップメッセージ
当社は「みんなで創る！」をスローガンに労働環境を見直し、労働生産性の向上や、従業員満足度向上を実現する環境づくりを目指します。

○所定外労働時間の削減
・部署単位で専門的に業務を行っていて残業量に偏りがあったため、全社員がいろいろな工程作業をこなせるように取り組んできた。繁忙時には他部署から応援にいく体制にし、製造部門だけでなく、事務職、営業職も多能工として残業とならない応援体制づくりをしている。

○年次有給休暇の取得促進
・10年以上前は取得理由を確認していたが、理由を問わず個々人の休みを尊重するようになってから取得率が増加した。
・10年前に時間単位の年次有給休暇制度を導入。５～６年前から子育て中の社員が時間単位の年次有給休暇を取得する機会が増え、会社も応援することで取得が増加した。
それに伴いベテラン社員等にも広がり、令和３年度の平均取得日数は14.1日、年平均取得率は83％となっている。

○若者雇用に関する取組
・令和４年度「ユースエール認定企業」として認定された。
20代の新入社員に対しては、入社１か月・３か月・半年・１年のタイミングで面談を行い、早期に離職することのないようメンタル面のサポートに取り組んでいる。

○同一労働・同一賃金の取組
・正社員・パート社員の区別なく、福利厚生は同じ待遇。
令和４年度、社員の働く意識向上を目的に、年１回の昇給とは別に全社員（パートも含む）を対象に基本給の見直しを行い１～８％（平均2.5%）のベースアップを実施した。

○健康づくりの取組
・生活習慣病予防健診・インフルエンザ予防接種の費用は全額会社負担とし、受診率は100％達成している。
・健康診断の結果により、再検査を要する（D）判定以上の者に対してアンケートの実施。再検査を受けていない社員には個別に面談を行い、再検査を勧める取り組みを実施している。

〈今後の課題・取組〉
○仕事と介護の両立支援
全社員に行ったアンケート結果では現在介護中の社員は８名、今後５年以内に75％の社員が介護をする可能性があると回答し、60％以上が両立を望んでいる。介護離職とならないように両立に関するセミナーを開催した。介護休業取得者、介護予定の社員が年々増加傾向にある。離職を防止するため取得しやすい介護休暇制度の見直しを検討中。今後は介護対象者である家族の状況に応じた労働者が利用しやすい制度を構築できるよう取り組んでいきたい。

○所定外労働時間数
＜取組前＞　平成29年度　月平均2.6時間
＜取組後＞　令和３年度　月平均1.3時間
○年次有給休暇の取得状況の変化
＜取組前＞　平成25年度　年平均取得日数　７日
＜取組後＞　平成27年度　年平均取得日数　8.6日
平成29年度　年平均取得日数　11.2日
○ユースエール認定を取得
＜認定前＞　毎年平均　１～２名（中途採用）
＜認定後＞　令和４年度　４名（新卒採用）
令和３年度　年平均取得日数　14.1日（年平均取得率83％）