酒井工業株式会社

事例カテゴリ

  • 所定外労働削減
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  • 朝型の働き方
  • テレワーク
  • 勤務間インターバル
  • 選択的週休3日制
  • ワークエンゲージメント

企業情報

酒井工業株式会社
企業名
酒井工業株式会社
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所在地
石川県金沢市
社員数
29名
業種
総合建設業

取組事例

取組の目的
次世代を担う若手社員をはじめ、社員全員がやりがいを持って仕事に取り組めるように配慮し、ワーク・ライフ・バランスの充実や社員目線での働きやすい職場作りを積極的に取り組むことを目的とします。
取組の概要
<現在の取組>
●トップメッセージ
生活する人々が安全で安心して暮らしていける「住みやすい社会づくりの担い手」としての誇りを持って、優しさと思いやり、人とのつながりを大切にした、地域に根差した信頼される企業になりたいと考えています。そのために重要なのは“人材”です。働く社員が、お互いを認め合い支え合いながら、仕事に誇りを持ち、笑顔で働けるような職場作りを目指します。

●長時間労働の解消に向けた取組
国土交通省発注工事のほとんどが週休2日制モデル工事になったことをきっかけに、「週休2日制」を導入しました。これは新入社員の獲得にも役立っています。
当社では「残業しなくてはいけない」という昔からの概念を捨て、「定時で業務を終えて退社する」をスローガンとして、社長自らが先導して社員の意識改革を促しました。
当初の時間外労働時間の数値目標は月20時間以下でしたが、昨年の実績では月3時間程度まで削減できました。1人当たりの仕事量を減らせるように、1現場に配置する人員に余裕を持たせるようにしました。
さらに、社内会議の改善が労働時間の短縮になると考え、まずはオンライン会議を導入することで、社員がどこからでも会議に参加できるようにしました。現場から本社への移動時間がなくなったことや本社側でも社員の到着を待つ必要がなくなり、時間のムダをなくし、効率よく時間を活用できるようになりました。
また、クラウドの利用により情報をリアルタイムで共有することで、タイムロスが発生しなくなり、スムーズに業務を遂行できるようになりました。その他にも、ペーパーレス化は資料のコピーや配布などの事務系の業務改善にも繋がりました。

●年次有給休暇の取得促進の取組
長期休暇の促進:GW、お盆休み、年末年始休暇など、休日と祝日の間をブリッジ休暇として年次有給休暇を申請するよう促すなど、上長から長期休暇をとるように声掛けをしています。また、ひとつの工事が終了し次の現場に配属されるまでの間には、まとまった休暇を取るように促し、労働者のリフレッシュに努めています。
子供の行事への参加や介護が必要な家族の送迎などを容易にするために、時間単位の年次有給休暇制度を導入し、労働者のワーク・ライフ・バランスに寄与しています。

●高年齢者活用
当社では定年後、70歳を超えても現役で働いている方もいます。彼らが持つ数多くの知見は、次世代を担う若手社員の育成のために必要不可欠であるとともに、高齢者が生きがいを持って活躍する場を創出しています。

●育児休業制度の充実
子育て中の社員を支援する施策として、短時間勤務の申請要件を、法令を上回る「就学前まで」に拡充しました。また、育児中の社員の諸事情に配慮して、子供と共に出社することを認めています。

●その他(従業員の健康づくり)
地元高校生のフィールドスタディの受け入れを行い、企業と地域との関わり方を学ぶ機会を設けています。

<今後の課題・取組>
●若手社員や女性社員の採用・育成
建設業は高齢化が進んでおり、資格の受験条件が緩和されたものの、若手技術者の育成には時間を要することや女性技術者の採用と定着に課題を感じています。若者や女性が働きやすい職場へ転向するための制度設計に着手していきたいと考えています。
●業務効率化の推進
i-ConstructionやDXといったIT技術を積極的に導入して生産性向上を図ります。
現状とこれまでの取組の効果
時間外労働平均時間:2022年度実績 37.26時間/年間、2023年度実績 3.1時間/月間
年次有給化取得日数:2022年度実績 10.7日2023年度実績 12.6日
石川県ワークライフバランス認定企業
いしかわ男女共同参画推進宣言企業「女性活躍加速化クラス」
いしかわ健康経営宣言企業
(R6.4)

以下の事例も是非ご覧ください。

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