潮冷熱株式会社

事例カテゴリ

  • 所定外労働削減
  • 年休取得促進
  • 多様な正社員
  • 朝型の働き方
  • テレワーク
  • 勤務間インターバル
  • 選択的週休3日制

企業情報

潮冷熱株式会社
企業名
潮冷熱株式会社
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所在地
愛媛県今治市
社員数
325名
業種
製造業

取組事例

取組の目的
従業員とその家族の健康と幸福の向上を目的として、長時間労働の抑制・有休消化率の向上・柔軟な働き方の促進に取り組む。社員に愛される会社であり続けることで、地域からも愛され、世界中のお客様から選ばれ続ける企業を目指す。
取組の概要
<現在の取組>
○所定外労働時間の削減
①勤怠管理システムの導入
正確な労働時間把握のため、勤怠管理システムを導入した。
リアルタイムかつ効率的な勤怠状況把握が可能となり、管理職・従業員ともに、勤怠管理意識の向上に繋がっている。
また、時間外労働時間が月30時間・42時間に達した場合のアラート機能等を活用し、長時間労働の抑制に取り組んでいる。(変形労働時間制のため、36協定時間外労働上限42時間)
②定時退社日の徹底
毎週水曜日を定時退社日とし、メリハリのある働き方を推奨するとともに、社員のプライベートの充実と生産性の向上を図っている。
社内放送による意識づけや残業の事前申請制により、定時退社が徹底されるよう、全社的に取り組んでいる。

○年次有給休暇の取得促進
①長期休暇制度
連続して5日間の年次有給休暇取得が可能となる長期休暇制度を採用しており、年休取得率の向上、法定の有休取得義務の遵守に繋がっている。
前述の勤怠管理システムを活用し、年休取得率の低い社員へは定期的にアナウンスを行う等、年休取得率の向上に努めている。

○柔軟な働き方の促進
①短時間勤務制度の利用促進
多様な働き方の促進のため、育児または介護を行う場合や、疾病または負傷により一定時間以上の労働が困難な場合に利用できる短時間勤務制度を導入している。
個別の事情のある社員についてはヒアリング・制度案内を行い、制度利用率の向上に努めている。
②子の看護休暇・介護休暇の利用促進
1日・半日単位に加え、時間単位での取得が可能となったことにより、看護・介護休暇制度の利用率の向上のため、制度の内容や取得方法について積極的に社内周知を行い、制度の利用率向上に努めている。

<今後の課題・取組>
長時間労働の更なる抑制に向け、各業務の電子化・効率化のためのシステム(勤怠管理、文書管理、給与明細、年末調整、作業日報、RPA、ERP等)の導入を行っている。これらのシステムの定着化により生産性の向上を図り、労働時間抑制に繋げたい。
現状とこれまでの取組の効果
○所定外労働時間
2020年度の1人当たりの年間時間外労働時間について、前年と比べ減少の結果となった。(2019年度:281.7時間、2020年度:270.1時間)

○年次有給休暇取得率
年休取得率:72%、平均取得日数:12.8日(2020年度)

○短時間勤務制度
育児・介護のための制度利用、本人の疾病のための制度利用とも、複数名利用者が発生している。丁寧なヒアリングを行い、それぞれの事情に最適な勤務時間を協議し、安心して働き続けることのできる環境整備が可能となっている。

○子の看護休暇・介護休暇
1日・半日・時間単位、すべてについて利用者が発生しており、広く周知・定着が見られる。
(R4.2)

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