ジャパン・ポリマーク株式会社

事例カテゴリ

  • 所定外労働削減
  • 年休取得促進
  • 多様な正社員
  • 朝型の働き方
  • テレワーク
  • 勤務間インターバル
  • 選択的週休3日制

企業情報

ジャパン・ポリマーク株式会社
企業名
ジャパン・ポリマーク株式会社
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所在地
福井県福井市
社員数
150名
業種
製造業

取組事例

取組の目的
社員の働く環境をよりよく整備することで、安心安全の中、豊かな心で自己実現、社会貢献のために勤務して頂くことを目指しています。
取組の概要
<現在の取組>
○トップメッセージ
ワークライフバランスを実現することで、社員を大切にする会社・安心して働ける会社をつくり、離職率の低下や優秀な人材の定着・確保へ。

○所定外労働時間の削減
クラウドで就業管理
・勤務状況を正確に把握するため、クラウド式の勤怠管理システム(指静脈認証)で出退勤の管理(入退場、労働時間、勤怠届、承認フロー)を行っている。
・職種、勤務シフトを問わず各社員の日々の残業時間など的確に把握でき、現場の管理者だけでなくリアルタイムに部門長、役員もパソコン、スマートフォンで把握ができる。
また、特定の社員への業務の偏りを避けるため、管理者が残業の多い社員の業務を他の社員に割り振るなど適時、適切な判断が行えるようになった。
・総務課では今まで残業集計、勤怠集計、給与計算は手計算で1~2日かかっていたが、就業情報のデーターを連携できるため、労働時間等の集計ミスが出なくなり給与計算等の業務が軽減された。

営業・製造業チームの取組(取組実施期間 H30年8月~12月)
①10分以内の朝夕ミーティング・業務進捗見える化ボード
・毎日、始業時と15時に集合し、10分間ミーティングで業務見える化ボードを利用してメンバーの仕事の状況を共有し、アドバイスやフォローを行うようにした。
・各業務担当の終業時間の宣言により帰宅時間目標を掲示。1日の予定されている仕事の完了予定及び進捗を見える化することで、遅れている作業者に早めのフォローが行える。また、目標の掲示や見える化により、時間内に完了させる意識が高まり残業の慢性化の防止につながった。

②分担できる仕事の細分化
・特定の社員しかできなくなっていた属人化業務を複数の社員ができるように職場内の協力体制を整備。業務の平準化や残業時間の削減を実現し、女性が働きやすく、キャリアアップを目指せる職場環境となった。

③業務の多能工化・作業標準書の見直し
・仕事内容を洗い出し、作業をリストアップするとともに多能工化を進め、特定の社員への業務の偏りを解消した。
・作業に熟練した人向けの作業手順書を経験の浅い社員でも分かりやすくしたことにより、他の人が比較的容易に作業ができるようになり、作業の平準化につながった。

○年次有給休暇の取得促進の取組
・年次有給休暇の計画的付与制度の導入(2017年1月から):年間5日間
・時間単位年次有給休暇制度の導入(2017年6月から)
・個別年次有給休暇の奨励(2018年1月から):年間5日間
個人が取得申請しやすくする目的で導入。ただし、1日だけ誕生日休暇として必ず誕生月に取得してもらっている。さらに2019年4月からは毎月誕生日を迎える社員に対して会社から「お食事券」をプレゼントしている。

<今後の取組>
残業が当たり前、残業手当が生活費の一部と考えている人も多いのが現実です。残業削減による業務効率アップを実現し、削減したコストを社員の給与アップにつなげ、残業を削減しても収入が増えるよろこびを全社員と分かち合えるよう取り組みたいと思います。
現状とこれまでの取組の効果
○所定外労働時間数(月間平均):2017年:41.0時間→2018年:39.8時間→2019年:32.2時間
○年次有給休暇の取得日数:2017年:8.8日→2018年:10.0日→2019年:9.3日
○育児休業からの復帰率:100%: 2018年(男性0人、女性3人)、2019年(男性0人、女性2人)
○2018年9月:福井市子育てファミリー応援企業に登録
○2019年2月:ふくい女性活躍推進企業に登録
○2020年3月:ふくい健康づくり実践事業所に認定
○2020年3月:健康経営優良企業2020に認定
(R2.12)

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