株式会社ニットク
事例カテゴリ
- 所定外労働削減
- 年休取得促進
- 多様な正社員
- 朝型の働き方
- テレワーク
- 勤務間インターバル
- 選択的週休3日制
- ワークエンゲージメント
企業情報
企業名 |
株式会社ニットク
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所在地 |
福井県勝山市
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社員数 |
256名
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業種 |
製造業
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取組事例
取組の目的 |
「働き方」に対する会社の価値観を一新し、社員が安心して働くことができる会社を目指す。
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取組の概要 |
○トップメッセージ
創業から60年以上にわたり、勝山の地で「小さいながらも世界で存在感のある企業」を目指してきた。社員の持っている技術、技能は会社の宝物である。長年にわたって、社員が安心して勤務できるようサポートしていく。 ○社長自ら意識改革を宣言 以前は、「会社を休まないこと」、「長い時間働くこと」を美徳とする価値観が社内に浸透していたが、平成28年に社長自ら全社員の前で「年次有給休暇取得ルールの徹底」と「所定外労働の削減」を宣言した。 ○年次有給休暇取得ルールの徹底 以前は、年次有給休暇取得時に「取得理由を申請書類に記入すること」、「取得理由を上司に口頭で報告すること」等の取扱いが行われており、このことが年次有給休暇を取得しにくい雰囲気を醸し出す要因となっていた。 このため、3年前から「取得理由を申請書類に記入しない」、「取得理由を報告しない」、「取得理由を質問しない」というルールを徹底し、その結果、社員一人あたりの取得日が4.6日増加した。 ○所定外労働の削減 労働時間については、「業務終了後はすぐに退社する」、「所定外労働をするなら時間を決めてしっかりする」、「仕事はだらだらしない」を徹底し、管理部(総務)において労働時間(所定外労働時間の届出)と帰宅時間(タイムカード)との間でズレがないように管理し、所定外労働時間の削減を図っている。取組みの結果、所定外労働時間は、月平均6時間未満となった。 また、所定外労働の多い社員、その上司には、コミュニケーションを密にし、人員の適正な配置や職場マネジメントに関するアドバイスを行っている。 ○職場内でのコミュニケーションの円滑化 運動会は、51回目の開催となっている。夏の納涼会と社員旅行も毎年実施(会社の補助あり)し、仕事以外でも職場内のコミュニケーションが図れるように環境づくりに取り組んでいる。 ○若手職員の育成、定着に向けた取組 よりよい労働環境を整備することが新卒採用にも良い影響を与えており、2019年度で14人の新入社員が、2020年度も11人の新入社員が入社している。 また、消防大会や地域の祭り「左義長」でのボランティア活動など、若手社員が中心となる社内外の活動に取り組んでいる。 過去、数年間、出産・育児を機に会社を退職する社員はない。また育児休業後も多くの社員が元の職場に復帰している職場である。 |
現状とこれまでの取組の効果 |
○年次有給休暇の年間平均取得日数
平成28年度 5.74日、平成29年度 8.16日、平成30年度 8.72日、令和元年度 10.41日 ○新規学卒者採用数 平成29年度 9名、平成30年度 15名、令和元年度 14名 ○新規学卒者定着率(5年間) 採用数 66名(平成25年度~令和元年度) 在籍者 62名(令和元年4月現在) 定着率 93.9% ○育児休業取得率100%(過去5年・15名) ※休業後復帰した15名のうち、14名が休業前と同じ職場に復帰している。 |
(R2.4)