関西ベストフーズ株式会社
事例カテゴリ
- 所定外労働削減
- 年休取得促進
- 多様な正社員
- 朝型の働き方
- テレワーク
- 勤務間インターバル
- 選択的週休3日制
- ワークエンゲージメント
企業情報
企業名 |
関西ベストフーズ株式会社
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所在地 |
滋賀県甲賀市
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社員数 |
104名
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業種 |
製造業
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取組事例
取組の目的 |
当社の行動姿勢である「C3」(Change、Challenge、Communication)に積極的に取り組み、一人ひとりの価値を高め、社員が健康で活き活きと働ける環境を整備することで社員の意識向上につなげる。
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取組の概要 |
<現在の取組>
〇トップメッセージ 当社は今、「広く社会に貢献」、「永続と繁栄」、「企業を構成する人々の理想を実現」することを目指して取り組んでいる。 これらを実現するには、「従業員一人ひとりの価値の向上」、「人を育て続けられる企業風土を育成」しなければならないと考えている。 長期ビジョンが実現できるよう「働き方改革」に取り組んでいきたい。 〇所定外労働時間の削減 ・トップダウンによる声掛け 所定外労働時間の削減について社内方針として打ち出している。トップ自らが方針を打ち出すことにより、社員への意識付けを行っている。 ・労働時間の「見える化」 製造現場において所定外労働時間が多いことが課題であったため、労働時間の「見える化」を実施した。具体的には、各労働者の週単位での労働時間をチームごとにグラフにして貼り出すことで労働時間を一目でわかるようにした。 グラフ化することにより、所属長だけでなくチーム内で互いの労働時間を把握することが可能となり、労働者本人に労働時間に対する意識を高めてもらうことができた。また互いに労働時間がわかるため、労働時間適正化のために所属長が業務の割振りをしやすくなった。 その結果、2017年度は特別条項を発動した労働者が20名を超えていたが、2018年度は約半分の13名であった。 ・残業申請の厳格化 残業が必要な場合はリーダーに事前申請を行い承認しており、その後、管理職による確認を行っている。 <現在の取組> 〇労働時間管理のデジタル化 以前は労働時間管理を手書きの勤務表で自己申告させ、上司が日々時間をチェックし、タイムカードに転記していた。2019年1月より労務管理システムを導入し、労働時間管理をデジタル化した。現時点においては運用を重ねながら自社に合った仕様のカスタマイズを行っているところである。タイムリーに労働時間がわかるため、社内の労働時間管理への意識を高めていきたいと考えている。 〇多能工化の促進 特定の社員における業務過多の解消や年次有給休暇の確実な取得に向けて、製造課において「星取り表」を作成している。必要な技術等の項目を明確にし、該当する技術等を身につけられた場合、星を獲得できる制度を設けている。 〇業務改善に向けた取組 2017年度より各部門において業務分析を実施している。不要な業務を洗い出してやめるとともに、どうしても必要な業務については分散させて行うようにしている。 〇労使の話し合いの機会の整備 当社では、「C3(Change、Challenge、Communication)」を目標に掲げている。新しく挑戦して変えていくためには何よりもコミュニケーションが大切であるとの考えから、話し合い等の場を持つことを大切にしている。 具体的には、労働者代表との話し合いを実施し、また匿名でのアンケート調査を年4回実施するなど、社員の意識を把握することを心掛けている。 |
現状とこれまでの取組の効果 |
〇年次有給休暇の取得状況
平成29年度 平均取得日数(取得率):14.5日(80.1%) 平成30年度 平均取得日数(取得率):13.9日(77.2%) 〇時間外労働の発生状況 平成29年度 月平均時間外労働:1,466時間(106人) 月平均の1人当たり時間外労働:14.0時間/人 平成30年度 月平均時間外労働:1,135時間(104.7人) 月平均の1人当たり時間外労働:10.7時間/人 1人当たりの時間外労働時間を23.6%削減。 |
(R1.7)