株式会社ケーイーティ

事例カテゴリ

  • 所定外労働削減
  • 年休取得促進
  • 多様な正社員
  • 朝型の働き方
  • テレワーク
  • 勤務間インターバル
  • 選択的週休3日制

企業情報

株式会社ケーイーティ
企業名
株式会社ケーイーティ
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所在地
福島県西白河郡矢吹町
社員数
21名
業種
産業廃棄物の収集運搬

取組事例

取組の目的
安定した事業活動が従業員の安定した雇用にもつながることから、事業エリアを見直すことで効率化を図り、同時に労働時間の削減に結びつけ、事業収益の改善と働きやすい職場環境の形成を目的とする。
取組の概要
<現在の取組>
○トップメッセージ
・人生観や価値観、生活環境の違いから、実現すべきワークライフバランスは社員それぞれ異なります。少しでも豊かで充実した生活を過ごせるよう、社員それぞれの想いを満たしたサポート体制を作りたいと考えております。

○ 事業エリアの見直し
・従来は、事業エリアを関東甲信越まで拡大していたが、価格競争の激化、車両運転の長時間化による運転手の疲弊、時間外手当や宿泊費の増加等から、事業エリアを県内と近隣の県に絞り込んだ。事業エリアを絞り込むにあたっては、遠方の業務については自車を使用せず、他社へ業務委託するなどの対応を行った。
これにより、労働時間の削減、業務や車両の効率的な運用が図れた。

○賃金確保措置
・運転手の賃金は時間給であることから、業務の効率化、時間外労働の削減が収入の減少とならないよう、従業員に対し労働時間は削減するが年収は下げないことを説明し、時給の引き上げ、役職手当の付与、賞与の増で対応するとして理解、協力を得るようにした。

○従業員の高齢化対応
・従業員の高齢化に伴い、労働負荷の高い業務については、受注を見合わせるか、外注化に切り替えることにした。また、定年後の継続雇用を無期限化し、さらに勤務日数や勤務時間についても個別に対応し、多様で柔軟な働き方ができるようにしている。

〈今後の課題・取組〉
○運転手だけでなく営業社員も含めた全社員の月平均労働時間の上限目標値を200時間(時間外労働時間を含む。)に設定し、さらなる改善を進めていく。
現状とこれまでの取組の効果
○運転手の月平均実労働時間
2015年度 2016年度 2017年度 最終目標
241時間 225時間 212時間 200時間
(11.5h/d) (10.7h/d) (10.1h/d) (9.5h/d)

○営業利益率の推移
2013年度 2014年度 2015年度 2016年度 2017年度
2.3% 6.1% 8.7% 10.3% 9.5%
(H30.9)

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