冨士経編株式会社

事例カテゴリ

  • 所定外労働削減
  • 年休取得促進
  • 多様な正社員
  • 朝型の働き方
  • テレワーク
  • 勤務間インターバル
  • 選択的週休3日制
  • ワークエンゲージメント

企業情報

冨士経編株式会社
企業名
冨士経編株式会社
PDF
所在地
福井県 鯖江市
社員数
41名
業種
製造業

取組事例

取組の目的
「人材」こそが企業の活力であり、企業存続は「人財」であると考える。事業基盤である社員一人一人が自ら考え行動し、その能力を最大限に発揮し、仕事の成果をあげ、働きがいを感じられるよう、積極的な支援に取り組む。
取組の概要
<現在の取組> 
○トップメッセージ
会社の存在価値を徹底的に追求し、地位を定着させる!!
「安定した収益体制の企業」、「客にとって魅力ある企業」、「社員がやりがいを持てる企業」
この3つが良い関係で影響を与え合うことによって、企業の存在価値が向上する。
なかでも、「社員がやりがいを持てる企業」とは、企業の活力源となり、社員一人一人が自分のなすべき職務と責任を理解している。
会社の支援として、「所得の向上」の他、「福利厚生の充実」、「年次有給休暇5日の段階的取得促進」、「健康経営“社員の健康(心と体)増進を考える”プロジェクト」の推進に取り組む。

○風通しの良い職場はコミュニケーションが大事
・職場の風通しがよりよくなるよう、また、社員が楽しんでもらえるよう、健康増進や福利厚生の一貫で「レクリエーション企画チーム」を設置し、会社として毎月、社員が参加できるものを企画している。
例えば、地域マラソン大会、ウォーキング、ボウリング、球技大会、バーベキュー等、このようなコミュニケーションがあるからこそ、仕事でもお互い様の精神が育っている。

○年次有給休暇の取得促進
一定日数の年次有給休暇について、確実な取得
・『10日以上の年次有給休暇が付与される労働者に対し、5日について、毎年、時季を指定して与える。』という法案が成立する前から先取りして取組を行っている。
一度に5日の休暇を増やすことを避け、毎年1日ずつ、年次有給休暇の計画付与日数を増やし、生産性に影響がないことを確認し、取り組んでいる。
平成30年6月現在は4日取得となり、年間休日は合わせて109日(計画付与4日含む)となっている。

○外部講師による社内研修
・3交替勤務の社員も受講できるように、月2回、「業務改善研修」、「工程改善研修」を外部講師を招き行う。外部講師を招く理由は、外部の目から職場を見ることにより、内部担当者では気づかない問題点を的確に指摘でき、社員に刺激を与え、働き方改革につなげるためである。
・今までの成果として「本物の5S」研修により、職場の整理整頓のみならず、社員全員が改善の種を見つける目を養い、「人材育成」、「ムダを省いてカイゼンできる職場環境」へつなげてきた。

○健康経営の取組
・受動喫煙で体に害を及ぼすこともあり、煙草を吸わない社員に「禁煙手当(1,000円)」を毎月支
給している。女性は吸わない人が多いので喜んでもらえている。喫煙者の中には禁煙に成功した者もいる。
・メタボが気になる社員や、3交替勤務制の社員のため、外部から栄養士を招いて研修を行っている。

○プチ少子化対策の取組
3人目以上に「子ども手当」を補助
・福井県の合計特殊出生率(H29)は1.62(全国平均1.43)で、2人を切っている。2人の子供を持つことさえ難しくなっている中、高校卒業までの3人以上の子供がいる社員に対し、子育ての支援に少しでも補助できればと、賞与の支給日に、別袋にして「子ども手当(夏季30,000円、冬季50,000円)」を手渡している。

<今後の取組>
今後も「外部支援による社員研修」や「チーム活動」、健康増進プロジェクトによる「心と体の健康行事」の実施、社員一人一人の「職務の個人目標活動の実施」や、月1回の全社員の「社長面談」等を継続していく。
現状とこれまでの取組の効果
○所定外労働時間数(月間平均)
平成28年:1時間 → 平成29年:1時間 (H29年の受注量はH28年と比べ113%の増加)
○年次有給休暇の取得率
平成28年:15.9% → 平成29年:22.3%
○育児休業取得率・育児休業からの復帰率
100%        100%
(H30.6)

以下の事例も是非ご覧ください。

事例を評価する