町田酒造株式会社
事例カテゴリ
- 所定外労働削減
- 年休取得促進
- 多様な正社員
- 朝型の働き方
- テレワーク
- 勤務間インターバル
- 選択的週休3日制
- ワークエンゲージメント
企業情報
企業名 |
町田酒造株式会社
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所在地 |
鹿児島県大島郡龍郷町
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社員数 |
52名
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業種 |
製造業(奄美黒糖焼酎)
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取組事例
取組の目的 |
古い企業体質により強い閉塞感が社内に漂い、個々の社員の能力が十分に発揮されない職場環境にあったことから、大胆な働き方改革に取り組む必要性があると考えたため。「社員の能力が十分に発揮できる環境を整えること」「仕事に対する遣り甲斐や責任感を醸成すること」で、意欲の向上および高いモチベーションの維持を目指し、最終的には業績発展に繋げていく。
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取組の概要 |
<現在の取組状況>
●トップメッセージの発信 昨年4月に就任したばかりの新社長の強力なリーダーシップの下、朝礼・終礼・諸会議・イントラネットを活用して、毎日経営改革に賭ける思いを発信している。 ●働き方改革の実施 「経営改革は意識改革から」をスローガンにより大胆な働き方改革に着手。 ○兼業・副業の推奨・促進 ・休日の有効活用、家計への副収入(所得増)、能力開発・能力発揮の機会発生、新たな人脈形成が得られる。 ・働き方を柔軟にすることにより副業先で得た新しい発想を本業にフィードバックでき、会社としての新規事業部門起ち上げの検討ができる。例えば、携帯カバーを企画デザイン、製作する社員がPC・スマートフォンで培った技能を応用し、本業の会社マスコットキャラクターをデザインするなどしている社員もいる。 ○配偶者出産時立ち合い休暇・産院退院時サポート休暇を制度化(有給)。 ・既に男性社員4名が取得。 ●完全週休二日制の導入 完全週休二日制の導入により、一日の限られた労働時間内で作業効率を高めなければならなくなったので、以前と比べて社員の業務外の会話時間が減るなど、業務の効率化をはかる社員の知恵と工夫で時間生産性を高めた。 ●全社員参加のミーティングの開催 毎週第1営業日、全社員参加のミーティングを開催。各部署、各委員会、経営陣の一週間のスケジュール、社内の課題や問題点等を周知。社員の休暇に併せて一週間のスケジュールを立てる。担当者の休暇に備えて多能工化進める等、社内の情報の共有化を図っている。 |
現状とこれまでの取組の効果 |
現状とこれまでの取組の効果:
●委員会活動 社員の経営参画と保有能力発揮の場作りとしてテーマ毎の委員会を設置。社員が主役となって諸施策を推進している。本社工場内に併設しているお客様コーナーなどは見学者誘致強化対策委員会が企画設計し、工場内の設備や焼酎が造られていく工程などをお客様に案内するなど運営を行っている。 ●育児・介護休業に関する制度の充実化 育児・介護休業に関する制度を充実。例えば育児休業期間を1年→2年、介護休業日数を93日→240日、取得制限回数を3回→5回にするなど法が求める以上の制度を独自に制定。今後ますます加速していく少子高齢化社会に社員が安心して対応できるよう十分な配慮を行っている。 ●女性活躍推進 女性が管理職として活躍できる職場づくりを目指し、現在、女性管理職2名の登用と職域拡大のために女性社員3名の新規採用を行った。 ●完全週休二日制導入 完全週休二日制により、消防団活動、PTA活動、スポーツ少年団活動、公民 館活動など地域貢献活動に励む社員が増えた。消防団活動では「消防庁認定消 防団協力事業所」(奄美群島で2社)に認定されている。 ●男性の育児休暇 対象となった男性社員全員が育児休暇等を取得したことで、「仕事と家庭生活の 両立を図ることは当たり前」という良い雰囲気が醸成されてきている。 また、「お互い様」の精神が浸透し、休暇取得がしやすくなった。 ●兼業・副業 兼業・副業を行っているのは9名。内訳は、①調剤薬局で薬剤師1名、②農園 会社設立して農作業受託4名、③工務店会社設立して大工仕事受託1名、④デ ザイン会社設立して雑貨販売1名、⑤パチンコ店のホール担当2名。 今後の取り組み: ●法定で定める有給休暇以外に「誕生日記念休暇」「育孫休暇」など独自の休暇制度導入による有給休暇を取得するよう従業員説明会を開くなどして啓蒙活動を行い、社員に取得するよう促進していき、100%取得できるような制度とする。 ●7%超の賃上げ含む給与規程の改定と支給額倍増が目途の退職金規程の改定。 |
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