株式会社 北日本朝日航洋
事例カテゴリ
- 所定外労働削減
- 年休取得促進
- 多様な正社員
- 朝型の働き方
- テレワーク
- 勤務間インターバル
- 選択的週休3日制
- ワークエンゲージメント
企業情報
企業名 |
株式会社 北日本朝日航洋
|
---|---|
所在地 |
岩手県盛岡市
|
社員数 |
89名
|
業種 |
測量・調査・設計・建設コンサルタント業
|
取組事例
取組の目的 |
会社や社員が成長し続けるためには、働く社員が豊か(幸せ)でなければならない、という経営理念のもと、「所定外労働削減」「年休取得促進」「生産性向上」という「働き方・休み方改革」を推進。社員自らが行動を起こす(自走)エンジンを装備してもらうため、セミナーや社内研修を通じて社員の意識改革に取り組んでいます。
|
---|---|
取組の概要 |
〈現在の取組〉
○トップメッセージ 社長自身がイクボスとして、ワーク・ライフ・バランスを実現するための「働き方・休み方改革」を、確実に実行することにより、社員一人一人の幸福度を高めたい。 ○働き方改革推進のための第一歩 社長自ら率先垂範しワーク・ライフ・バランスコンサルタント養成講座受講し、意識を変革。その後、社内幹部が同講座を受講するとともに、社内衛生委員会の委員を社内の働き方・休み方改革の実行メンバーに加えるなど、取組をけん引する体制を整えた。 ○方針の明確化 5か年中期事業計画の重点施策や年度の活動方針の中に「ワーク・ライフ・バランスの推進」を掲げている。 ○所定外労働時間削減の取組 ・ノー残業デー(週1回)には定時退社を促す社内アナウンスを朝・昼・夕と3回実施し、部門毎終業(退社時)カレンダーに達成度を記入。 ・ICカードによる入退館時刻管理を勤務実績入力システム画面上に表示し、「実際労働時間」との乖離を無くし、労働時間の管理を厳格化。 ・所定時間外労働について、勤務実績入力システムによる事前承認申請を行うこととし、過重労働を抑止。(時間外活動承認手続き) ・36協定の特別延長時間を削減。(月▲5時間、3か月▲10時間、年間▲30時間) ・ポスター掲示やリーフレットの配布等による「過重労働による健康障害防止広報活動」や「労働時間を明確に理解する周知活動」の実施(衛生委員会) ○年休取得促進の取組 ・四半期ごとの年休取得計画表の作成 ・プラスワン休暇などの掲示物を利用した「休暇奨励週」を設定し、取得の呼びかけ ・「有給休暇取得奨励日」「奨励月間」の設定(誕生日や記念日の休暇取得を奨励) ・育児と介護等の両立支援制度の周知活動(育児休業2年間、介護休業は通算1年間複数回取得可能、配偶者の出産特別休暇、短時間勤務制度等) ・私傷病の長期療養を考慮した失効有休休暇積立制度(最大60日) ○生産性向上に向けた取組 ・生産性20%向上活動(技術研修会を随時実施、作業マニュアル公開、多能職化と技能の平準化・見える化の取組) ・資格取得のため「受験料」「交通費」「合格時報奨金」などを会社で全面支援 〈今後の取組〉 ・代表電話に「時間外応答メッセージ」の設定 ・年次有給休暇の計画的付与(本人との面談により)の実施 ・集中タイムの設定(電話応対・メール応答の免除など) ・在宅勤務実現に向けたIOT活用手法の検討 ・健康経営を意識した社員教育の充実(ハラスメント・メンタルヘルス・検診 データの活用等) ・健康手当などの導入検討(非喫煙者や禁煙成功者への手当など) ・私傷病治療と仕事の両立支援制度の充実 ・インターバル制度の導入検討 ・フルタイムに拘らない・副業も可能にするなどの自由な働き方の検討 |
現状とこれまでの取組の効果 |
・1人当たりの月平均時間外労働時間 〔※H28.8台風10号被害の為、各年4月~8月で比較〕
26年度:90.1h 27年度:59.6h 28年度:38.1h ※3年で6割減少 ・1人当たりの年休取得日数〔季節休暇2日除く〕 26年度:8日/年 27年度:9日/年 ・女性社員の育児休業取得率と育児休業からの復職率は、100%を達成。 ・女性活躍推進法に基づく「女性活躍推進行動計画」を策定し、活動した結果、女性技術職社員が0人から3名に増加。 ・「いわて子育てにやさしい企業等」認証 第27-3号 ・「いわて働き方改革AWARD2016」総合部門最優秀賞授賞 ・いわてイクボス共同宣言に参加 (H29.1.18) |
(H29.3)