三ツ星ベルト株式会社
事例カテゴリ
- 所定外労働削減
- 年休取得促進
- 多様な正社員
- 朝型の働き方
- テレワーク
- 勤務間インターバル
- 選択的週休3日制
- ワークエンゲージメント
企業情報
企業名 |
三ツ星ベルト株式会社
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所在地 |
兵庫県神戸市
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社員数 |
707名
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業種 |
製造業
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取組事例
取組の目的 |
仕事と生活にメリハリをつけて、リフレッシュすることにより、仕事の集中度を高め、効率的で質の高い仕事を目指す。
社員一人ひとりが仕事の効率と質を高めることにより、海外の事業と競合できる競争力をつける。 |
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取組の概要 |
〈現在の取組〉
○トップメッセージ 少子・高齢化を迎え、今後、多様な家庭事情を持つ社員が増えると思われる中で、会社の諸制度を活用し家庭と仕事の両立を図る。 ○所定外労働削減の取組 時間外労働の申請は、神戸本社は人事部長、その他の事業場は事業場長あて行うこととし、必要な時間外労働は、厳格な審査のうえ承認し、必要最小限の時間外労働を行わせるようにしている。 また、毎月開催する労使協議会で、次月の時間外労働時間の状況を確認し、労使で問題点を共有して、各部署の業務量を調整するなど、時間外労働の平準化を図っている。 ○年次有給休暇取得促進の取組 飛び石連休の中日を年次有給休暇取得奨励日として指定することにより、取得促進を図っている。これにより社員は連続休暇を海外旅行などに活用し、連続休暇取得に向けて効率的に仕事を進めるという相乗効果が現れている。 上記の労使協議会において、年次有給休暇の取得状況を把握し、労使協業にて取得率の向上を図るための対策を協議している。 年休を1日、半日、時間単位で取得可能とし、取得しやすい環境を整えている。 ○多様な働き方を支援する取組(様々な休暇制度など) 休養によりリフレッシュすることで仕事への集中度を高めることや、様々な事情を抱える社員が不安なく仕事との両立を図り仕事に集中できるようにすることを目指して、下記のとおり様々な休暇制度や支援制度を整備している。 ◆メモリアル休暇(誕生日の前後各々実稼働日10日以内に取得できる有給休暇) ◆リフレッシュ休暇(15年、25年勤続者に有給休暇と旅行券を支給) ◆結婚休暇(本人及び直系親族または兄弟姉妹結婚時に取得できる有給休暇) ◆出産休暇(本人及び配偶者がそれぞれ取得できる有給休暇) ◆お星さま休暇(育児・介護時に取得できる法定を上回る有給休暇) ◆ふれあい休暇(社内ふれあいイベントへボランティア参加する場合に取得できる有給休暇) ◆お星さま制度(家族手当に加え、母子・父子家庭、障害のある子供をもつ社員に支給する子育て支援金) ○地域社会とのかかわり 平成7年1月の阪神・淡路大震災発生の際、三ツ星ベルト社員による自衛消防隊が出動し、地域住民と協力して消火活動を行った。また、自社の体育館を地域の避難所として開放した。震災前、一時本社を移転していたが、平成12年現本社に戻り、地域の復興に力を尽くすこととした。これ以降、社内任意団体「三ツ星ベルトふれあい協議会」を結成し、たなばた祭り、クリスマス会など季節ごとに地域住民を招待してのイベントを開催するなど様々な活動を通して地域社会とのかかわりを大切にしている。 |
現状とこれまでの取組の効果 |
○労働時間の削減
従来から所定外労働の削減に取り組み、全社平均で月15時間程度まで低減し、数年前からこれを維持している。 ○多様な働き方 お星さま休暇、お星さま制度ともに証明書等の提出は不要であり、理由も問わないため利用しやすく、充実したサポート制度のため、育児等の理由による退職が少なくなった。 ○連続休暇を取得した社員の声 連続休暇で海外旅行を楽しんでいる。休暇が取得できるよう普段の仕事の密度が濃くなり、リフレッシュした気分で、また仕事をがんばろうという相乗効果が出ている。 |
(H27.9)