味の素株式会社

事例カテゴリ

  • 所定外労働削減
  • 年休取得促進
  • 多様な正社員
  • 朝型の働き方
  • テレワーク
  • 勤務間インターバル
  • 選択的週休3日制

企業情報

味の素株式会社
企業名
味の素株式会社
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所在地
東京都中央区
社員数
3,484名
業種
製造業

取組事例

取組の目的
【味の素グループ ワーク・ライフ・バランス(WLB)ビジョン】
一人ひとりの成長と企業の継続的な発展を通じて、企業を構成するすべての従業員の豊かで実りある人生の実現と、社会の発展に貢献します。
取組の概要
〈現在の取組〉
○トップメッセージ
WLBビジョンの具現化に向け、労使共同で「WLB向上プロジェクト」を立ち上げ、働く環境・働き方の見直しや生産性向上の取組みを進めていく。

○職場主体のWLB向上の取組み推進
・3つの「味の素㈱従業員が目指す姿」を策定し、職場主体の取組みを推進。
  <目指す姿>
   ・自分自身の働き方に満足している
   ・高い生産性を実現している
   ・社会人として自立し、ライフプランの実現に向けて取り組んでいる
・各職場で期初にWLBについて議論し、「WLB取り組み計画表」を作成。
計画表に基づき取組みを進め、年度末にレビュー及び次年度の計画を策定。
・職場内でライフプランの共有等を行う「相互理解促進ワークショップ」を実施。

○働き方改革
【平成26年度の取組み】(「Work@A~味の素流『働き方改革』~」)
<基本方針>
仕事と時間の見える化を進め、決めた時間でやりきる仕事を宣言し、時間と場所を選択することで生産性向上を図る
・「在宅勤務などの制度検討・仕組みづくり」、「ICTを活用した業務効率化」、「生産性向上を適切に評価するために評価制度の一部改定」を実施
・新制度として、「スーパーフレックスタイム(コアタイム廃止)」、「時間単位有給休暇」、「在宅勤務制度」を導入
・ICTを活用した業務効率化として、「WEBカメラ・スケジューラーの活用」、「VDI(仮想デスクトップ)の導入」、「会議室のシステム化」等を推進。業務の見える化、出張時間・旅費の削減にも繋がっている。
【平成27年度の取組み】(「時間生産性」向上の取組み)
 <基本方針>
~より良い仕事を効率良く、そして、より充実した生活の実現へ~
男性中心の残業を前提とした働き方を変えていくために、経営、基幹職が先頭に立ち全職場で「働き方改革」を加速させる。
①全社の数値目標を設定
・全社平均で総実労働時間-20時間、有給休暇取得日数16日を目標化
・基幹職(管理職)、一般職共に全社員有給休暇10日以上取得を目標化
②全職場の取組み推進
・全組織にて総実労働時間・有給休暇取得日数の目標値と具体的取組みの策定
③制度、仕組みの導入
・最終退館時刻前倒し(本社21→20時)、朝型勤務者へ朝食提供(早朝無料化)
・夏期に有給休暇の計画的付与(3日間)、通年で有給休暇取得推奨日を設定
・「働き方計画表」(自身の労働時間等を計画、振り返りができるツール)活用し、「労働時間への感度」と「休暇取得への意識」の向上を推進

〈今後の取組〉
○ダイバーシティ&WLBの推進
人財の属性や価値観の多様化、環境の変化を踏まえ、ダイバーシティ推進が競争力強化に不可欠と考え、新たに「ダイバーシティ&WLBビジョン」を策定する。

○女性活躍推進
ダイバーシティ推進の中で中心となる女性活躍を加速させるために、「味の素ウーマンズカウンシル」を設立し、制度・仕組みの導入や意識改革の推進を行う。

○「働き方改革」の加速
「ダイバーシティ&WLB」の実現に向け、仕事と生活の両立支援、「時間生産性」の向上、イノベーションを生み出す組織作り、等に取り組む。
現状とこれまでの取組の効果
○WLB向上の取組み全体
・就労(対07年):労働時間1996時間(-20時間)、有休取得日数15.4日(+1日)
・従業員意識調査:「仕事のやりがい」「職場環境」「生産性向上」等のYes率が向上
・取組み計画表 :全ての職場で自職場のWLB向上に関する取組み計画表を作成

○「働き方改革」
・「スーパーフレックスタイム」、「時間単位有休」により、柔軟な働き方を実現
・「在宅勤務」により、通勤時間削減、集中した業務遂行等により生産性が向上
・最終退館時刻の前倒しにより働き方への意識が変化し、20時以降の在館者が激減
(H27.9)

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